多文化主義 Multi-Culturalism

カナダに住む、中東やインド出身の人と話すということ

2018年12月12日

文・広瀬直子 最近トロントで、ウーバーのタクシーサービスを同じ日に二度使った。最初の運転手は50代のパレスチナ出身のアラブ系の人、次の運転手は60代のアフガニスタン出身の人だった。この日の乗車が印象に残ったのは、ふたりが紛争の止まない複雑な国の出身で、世界情勢を良く知っていて、日本のことを称賛していたからだ。 MORE

取り払われたカナダ初代首相(John A Macdonald)のブロンズ像

2018年8月15日

文・サンダース宮松敬子 ビクトリア市の唯一の新聞Times Colonistの8月9日付け一面には、「Macdonald stature to be removed from city hall 」と大きな見出しが躍っていた。「ああ、やはりそう決定したか・・・」と私は深い感銘を受けながら記事に見入った。 John A Macdonald(1815‐1891)という人物は、カナダが建国された151年 MORE

「日本のグローバル化への道はまだ遠い」

2018年7月4日

文・嘉納もも・ポドルスキー 「日本のグローバル化への道はまだ遠い」の根拠その1: 前回(2月)のエッセイでは平昌冬季オリンピックをテーマとし、2020年の東京オリンピックが同様にスムーズに運びますように、と祈願して締めくくった。だが先月、日本からカナダに帰る道中でその期待に水を差すような事態に遭遇した。 MORE

「エスニシティ論」は日本で根付くのか

2017年11月4日

文・嘉納もも・ポドルスキー 「エスニシティ」という概念に遭遇したのは私が大学3年生の時であった。 1980年代のバブル経済真っただ中、日本の大半の大学生が就職難の心配もなく浮かれていた時代だが、私もクラブ活動に夢中で授業にはあまり重きを置いていなかった。 MORE