多文化主義 Multi-Culturalism

何故か構えてしまう?日本の伝統芸能

2020年1月15日

文・ケートリン・グリフィス 昨年11月下旬の週末「お豆腐狂言」で有名な茂山千五郎家が京都からトロントへ訪れ、狂言三昧の贅沢な数日を過ごすことができた。笑いは時代、文化、そして言葉の壁をも突き破る魔法のようなものだとこの秋のトロント公演で実感した。 MORE

「誰が日本人になれるのか」

2019年7月2日

文・嘉納もも・ポドルスキー 北米の中でも極めて多様な文化や民族の集合体であるトロントに住んで30年以上も経つと、日本のニュース・サイトで情報を追っていて未だに「純粋な」日本人であるのか、そうでないのかが大きな争点となるのに驚かされる。 過去一年間に活躍した「ハーフ」の日本人アスリートを巡る論争を例に取ってみよう。 MORE

自分の道を、自分のペースで決められるということ

2019年4月2日

文・空野優子 私は今ヨーク大学というトロント市内の大学で、大学院生の研究サポートをするポジションについている。日々多くの学生と接する中で実感するのは、こちらの学生はバックグラウンドがとても多様だということである。世界中から移民の集まるトロントならでは、人種・民族の多様性はもちろんなのだが、それに加えてやってくる学生の経験や年齢層が幅広いのである。 MORE

カナダに住む、中東やインド出身の人と話すということ

2018年12月12日

文・広瀬直子 最近トロントで、ウーバーのタクシーサービスを同じ日に二度使った。最初の運転手は50代のパレスチナ出身のアラブ系の人、次の運転手は60代のアフガニスタン出身の人だった。この日の乗車が印象に残ったのは、ふたりが紛争の止まない複雑な国の出身で、世界情勢を良く知っていて、日本のことを称賛していたからだ。 MORE

取り払われたカナダ初代首相(John A Macdonald)のブロンズ像

2018年8月15日

文・サンダース宮松敬子 ビクトリア市の唯一の新聞Times Colonistの8月9日付け一面には、「Macdonald stature to be removed from city hall 」と大きな見出しが躍っていた。「ああ、やはりそう決定したか・・・」と私は深い感銘を受けながら記事に見入った。 John A Macdonald(1815‐1891)という人物は、カナダが建国された151年 MORE