書評 Book review

二年の歳月を経て翻訳本「希望の国カナダ・・・ 夢に懸け海を渡った移民たち」完成

2017年8月15日

文・サンダース宮松敬子 思い起こせばそれは三年程前の5月末のことで、カナダの中央に位置するオンタリオ州のトロント市から最西端のBC州の州都ビクトリア市に国内移住してから迎える初めての夏であった。乾期であるこの季節は、来る日も来る日も青空だが、暑過ぎることは殆どなく25~26℃位が平均気温で空気はあくまでも爽やか。言いようもなく清々しい日々であったことが忘れられない MORE

書評 小島慶子 『ホライズン』~海外在住の日本人女性の「村」を 描く

2017年8月2日

文・広瀬直子 見てみないふりをしていたものを、見せられた・・・。というのが正直な感想である。 『ホライズン』は、英語圏の都市(オーストラリアの西海岸と思われる)に住む日本人の女性―研究者の妻の真知子、商社マン妻の宏美と郁子、和食シェフの妻の弓子という、駐在員妻や移住者の妻4名―による語りを交差させて、彼女らの心理模様を繊細に描く小説だ。 MORE

カナダ横断の旅とそのお供:その3

2016年1月15日

文 ・ ケートリン・グリフィス 引き続き学生時代に友人とカナダを横断したときに選んだ本の紹介をしたいと思う。 5月の頭にオンタリオ州を出発し、西へ向かった私たちがロッキー山脈に到着したころにはもう5月下旬であった。 MORE