嘉納もも・ポドルスキー Momo Kano Podolsky

「人の記憶は当てにならない」

2018年11月1日

文・嘉納もも・ポドルスキー 先日、日本からトロントを訪れた友人夫婦と会食をする機会があった。面白いことに私はこのご両人と別々のご縁があり、奥様のMさんとは同じ神戸の女子校の同窓生、その一方で旦那様のS君とは大学時代のスキー部の同輩、なのである。しかしお互い、長年の海外暮らしが続いたので何度も交流が途絶えた時期があった。 MORE

「日本のグローバル化への道はまだ遠い」

2018年7月4日

文・嘉納もも・ポドルスキー 「日本のグローバル化への道はまだ遠い」の根拠その1: 前回(2月)のエッセイでは平昌冬季オリンピックをテーマとし、2020年の東京オリンピックが同様にスムーズに運びますように、と祈願して締めくくった。だが先月、日本からカナダに帰る道中でその期待に水を差すような事態に遭遇した。 MORE

平昌オリンピック現地観戦で得た気づき

2018年3月7日

文・嘉納もも・ポドルスキー 先月、思いがけず平昌オリンピックを現地で観戦する機会に恵まれた。私は普段からカナダ国内のフィギュアスケート大会でボランティアをやっているが、純粋な競技観戦は意外にも数回ほどしか行ったことがない。それがいきなり、オリンピックでペアのフリー競技、そして男子のショートとフリー競技の日程に合わせて韓国に行くことになったのである。 MORE

「エスニシティ論」は日本で根付くのか

2017年11月4日

文・嘉納もも・ポドルスキー 「エスニシティ」という概念に遭遇したのは私が大学3年生の時であった。 1980年代のバブル経済真っただ中、日本の大半の大学生が就職難の心配もなく浮かれていた時代だが、私もクラブ活動に夢中で授業にはあまり重きを置いていなかった。 MORE

「エスニック・アイデンティティの変遷」~またひとつの節目をきっかけに考える

2017年6月25日

文 ・ 嘉納もも・ポドルスキー 先週末、夫と二人で次男Sの大学の卒業式に出席するため、ノヴァ・スコシア州のハリファックス市に向かった。 「このあいだ入学式に付き添ってここに来たと思ったら、もう卒業だなんて」というありふれた、しかし正直な感想が脳裏に浮かぶ。本当に四年の月日はどこに飛んで行ってしまったのだろうか。 MORE