広瀬直子 Naoko Hirose

書評 小島慶子 『ホライズン』~海外在住の日本人女性の「村」を 描く

2017年8月2日

文・広瀬直子 見てみないふりをしていたものを、見せられた・・・。というのが正直な感想である。 『ホライズン』は、英語圏の都市(オーストラリアの西海岸と思われる)に住む日本人の女性―研究者の妻の真知子、商社マン妻の宏美と郁子、和食シェフの妻の弓子という、駐在員妻や移住者の妻4名―による語りを交差させて、彼女らの心理模様を繊細に描く小説だ。 MORE

日本人女性に警鐘③~国際婚活・結婚、そして・・・

2017年4月2日

文・広瀬直子 「日本人女性に警鐘」シリーズの最後に、日本人女性とカナダ人男性の国際結婚の闇の部分に照準を当ててみようと思う。今回も、日系人・日本人を対象にしたカウンセリングなどを行っている慈善団体ジャパニーズ・ソーシャル・サービス(JSS)でカウンセラーを務める公家孝典氏の話を引用しながら書くことにする。 MORE

日本人女性に警鐘 ②~カナダでブラック労働、そしてセクハラ

2016年7月31日

文・広瀬直子     「最低賃金を優に下る低い時給で雇われ、チップはすべてお店に渡さねばならない。店長や客にセクハラすれすれのことをされても黙っているしかない―ビザがないから」 正式な労働許可なしにカナダで「ジャパレス」(=和食レストラン)のウェイトレスをしていた日本人女性のA子さんから筆者が以前に聞いた話である。 MORE

日本人女性に警鐘①~住居の賃貸

2016年3月31日

文・広瀬直子     ワーキングホリデーや留学でカナダにやってくる日本人の若者の誰もが最初は、英語をしっかりと身につけて、それを糧に国際的で豊かな人生を送りたいと、胸を膨らませていることだろう。 MORE

トルドー首相の華麗なる父親とその一族

2015年11月17日

文・広瀬直子 今月4日、自由党党首のジャスティン・トルドー氏がカナダの第29代首相に就任した。43歳の若さで、アメリカのジョン F. ケネディーの就任時を彷彿とさせる、という人も多い。閣僚30人のうち半数に女性を任命するなど、早速カナダ政府に新風を吹き込んでいる。 MORE