モーゲンスタン陽子 Yoko Morgenstern

女性と子供の貧困報道に思うこと

2016年1月1日

文・モーゲンスタン陽子 カナダで暮らしていた頃、息子たちが学校でシラミをもらってきた。別にめずらしいことではない。シラミが発生したとの学校連絡が年に2、3回はくるし、そのたびにクラスごとに検査が行われ、たいていさらに数人の子供に見つかる。 MORE

ホンモノの本物志向を考える

2015年12月21日

文・モーゲンスタン陽子 今月23日まで東京の永青文庫で開催されている国内初の春画展が盛況のうちに終わりそうだ。『北斎と応為』(カナダ人作家キャサリン・ゴヴィエ著)の翻訳を担当させていただいたおかげで、開催については関係者の方からずいぶん早くに伺っていたので、絶対に帰国しようと思っていたのだが、どうしてもスケジュールが合わず、見逃してしまうことになった。 MORE

シリア難民問題 ドイツ・ニュルンベルク市の状況

2015年9月27日

文・モーゲンスタン陽子 浜辺で息絶えた幼児の写真を機に世界中の注目がシリア難民問題に集まったのは、ちょうどこの夏、カナダに「帰省中」のときだった。ヨーロッパ、とくに私の暮らすドイツの対策がしきりと報道され、カナダにいながらドイツに関する記事に毎日のように目をとおした。 MORE

ノルディック・エクスプレス号で巡るCôte-Nord(コート・ノール)の旅

2015年8月18日

文・モーゲンスタン陽子 17年前の8月、ケベック州のセント・ローレンス川北岸の、コート・ノールと呼ばれる地域を貨物船に乗って旅したことがある。トロント・スター紙に掲載されていた記事を見て思い立った。 ケベック州のメインハイウェイであるルート138号は1998年当時Natashquanで途切れ、以東約400kmは、冬場のスノーモービル・ルートを除き、陸路がなかった。(2013年にKegashkaまで MORE