ケートリン・グリフィス Caitilin Griffiths

2023年の豊作年 – トロントの動物たちとどんぐり

2023年12月1日

文・ケートリン・グリフィス  今朝フサフサの健康そうなコヨーテと目が合い、立ち往生してしまった。トロントにいると市内でも思いがけない野生動物と遭遇することがしばしばある。先週は鹿を見かけたし、早朝に狐と鉢合わせしたことも何度かあった。うさぎもいれば、スカンクもいる(かわいいけどコヨーテと同じ位出くわしたくない動物だ)。 MORE

「Gap Year」 という選択

2023年4月21日

文・ケートリン・グリフィス  9月から娘が大学生になる。同じ年頃の子どもを持つ知り合いに会うと決まって「(娘・息子さんは)どの大学に決めたの?」といったような質問が飛び交うが、その中で4割ほどの親が「Gap Yearを取る」と答えている。今回の記事ではこのGap Year(ギャップ・イヤー)を紹介したいと思う。 ここでのGap MORE

伝統と流行り

2022年12月1日

文・ケートリン・グリフィス  毎年クリスマスになると夫が張り切って作るデザートがある。Vinartertas (ヴィナテェゥダ)という。特徴はド派手なピンクのアイシング。彼に出会う前まで聞いたことも食べたこともないこのフルーツ・ケーキ系のお菓子。彼の説明ではこれはアイスランドを象徴する冬限定の伝統デザートだそうだ。 MORE

曾祖父の日本への旅:パート2

2022年8月19日

文・ケートリン・グリフィス  二年前に突然届いたエラおばあさんのスクラッブ・ブックから矢島楫子を知り、そこから昭和初期の女性運動や当時の日本滞在の宣教師や観光客などについて理解を深めるようになった。観光客の中に自分の祖先、曾叔父オースチン・グリフィス もいたことに驚きと感動もあった。今回もオースチン・グリフィスの自伝から彼の二回目の日本訪問を紹介したい。 MORE