書評 小島慶子 『ホライズン』~海外在住の日本人女性の「村」を 描く

2017年8月2日

文・広瀬直子 見てみないふりをしていたものを、見せられた・・・。というのが正直な感想である。 『ホライズン』は、英語圏の都市(オーストラリアの西海岸と思われる)に住む日本人の女性―研究者の妻の真知子、商社マン妻の宏美と郁子、和食シェフの妻の弓子という、駐在員妻や移住者の妻4名―による語りを交差させて、彼女らの心理模様を繊細に描く小説だ。 MORE

最低賃金15ドルは実現するのか?

2017年7月7日

文・空野優子 オンタリオ州議会が夏休みに入る直前の5月30日、キャサリン・ウィン・オンタリオ州首相は、州の最低賃金を大幅に引き上げ、またその他の労働基準を改定する新法案を政府として提出すると発表した。 MORE

「エスニック・アイデンティティの変遷」~またひとつの節目をきっかけに考える

2017年6月25日

文 ・ 嘉納もも・ポドルスキー 先週末、夫と二人で次男Sの大学の卒業式に出席するため、ノヴァ・スコシア州のハリファックス市に向かった。 「このあいだ入学式に付き添ってここに来たと思ったら、もう卒業だなんて」というありふれた、しかし正直な感想が脳裏に浮かぶ。本当に四年の月日はどこに飛んで行ってしまったのだろうか。 MORE